Tomoshige Kabetani
歯学博士、車いすラグビー選手、AIGジャパンホールディングス(株)
2012年、歯学部を卒業、歯科医師免許取得。 同年、医療ボランティアとして難民の人々に歯科治療を行うためにカンボジアを訪問し滞在中の事故で脊髄を損傷。 車いす生活となり両手にも麻痺が残る。 18年、大阪大学大学院歯学研究科博士課程修了。 その後、マサチューセッツ州立大学ボストン校留学 19年、AIGジャパンホールディングス株式会社入社 、車いすラグビー日本代表候補選出
車いす生活になってから自分がやりたいことではなく、この身体でもできることを基準に選択することは、自分が車いすだから仕方がないと思っていた。しかし留学先のボストンで「障害が理由で制限を受けない社会」を経験したことにより、この考え方は大きく変わった。この江戸川区でも障害が理由で選択肢の幅が狭くならない都市を目指したい。
江戸川区ではSDGs(持続可能な開発目標)を推進し、国から「先導的共生社会ホストタウン」に認定されるなど、他の都市のモデルケースとなる取り組みが積極的に行われている。23区の中でも区民の平均年齢が低く、将来を担う子どもが多い江戸川区がこのような素晴らしいビジョンを掲げていることに大きな意義を感じている。
私自身、江戸川区に住み行政の様々な恩恵を受けている一方で、実生活においては制限を受けることがあるのも事実である。多様な個人の特徴や可能性にフィットすることは行政のみの力では実現が難しいと考える。しかしながらこの課題は「誰ひとり取り残さない」というSDGsの理念にも共通しており、必ず超えなければならないハードルだと考える。共生社会実現に向け、カンファレンスメンバーと適切な課題設定を江戸川区に創出し、より良い社会の構築に寄与したい。
2012年、歯学部を卒業、歯科医師免許取得。 同年、医療ボランティアとして難民の人々に歯科治療を行うためにカンボジアを訪問し滞在中の事故で脊髄を損傷。 車いす生活となり両手にも麻痺が残る。 18年、大阪大学大学院歯学研究科博士課程修了。 その後、マサチューセッツ州立大学ボストン校留学 19年、AIGジャパンホールディングス株式会社入社 、車いすラグビー日本代表候補選出