この条例は、区と区民、事業者が目指すまちの姿とそれぞれの役割を明らかにし、
誰もが安心して暮らせる共生社会を実現することを目的としており、2021年7月1日に施行されました。
動画ではその条文をご紹介しています。
ともに生きる。
私たちは、一人ひとりを尊重し、
誰もが安心して暮らせるまちを目指します。
このまちには、0歳から100歳以上の人まで様々な年齢の人たちが暮らしています。その中には、障害のある人や外国籍の人などもいます。一人ひとりの「ちがい」が尊重されることが、まちづくりの源なのだと、私たちは考えます。
このまちでは、一人ひとりの立場や置かれている状況がちがう人々が集い、学び、働き、遊び、活動しています。ともに力を合わせることが大切なのだと、私たちは考えます。
このまちで活動する事業者は、大切な区民の一人です。地域に力を与えてくれる存在なのだと、私たちは考えます。
海抜ゼロメートル地帯であるがゆえの災害の危険性を受け入れ、大規模な水害や巨大地震などが起きても誰一人取り残さないことが大切なのだと、私たちは考えます。
世界中の人々が、より良い未来を創るために活動を始めています。それらを学びながら先頭に立って走り続けたいと、私たちは考えます。
今日生まれた子どもたちが2100年になって
生活しているこのまちを、
夢と希望に満ちあふれたものにしたい。
私たちはその実現に向けて
全力を尽くすことをここに誓い、
2021年、この条例を制定します。
この条例は、江戸川区(以下「区」という。)、区民等及び事業者が目指すまちの姿を示すとともに、区、区民等及び事業者の役割を明らかにし、誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会を実現することを目的とする。
この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
区は、共生社会の実現に向けた施策を総合的かつ計画的に実施する責務を有する。
区民等及び事業者は、共生社会の理念に関する知識及び理解を深めるとともに、共生社会の実現に向け、自ら考え、自ら行動し、及び協働するよう努めるものとする。
区は、共生社会の実現を目指すに当たり、次に掲げる施策を講ずるものとする。
区は、災害等への対応(災害発生に備えた平常時の対策を含む。)については、多様性に十分配慮し行うものとする。
区は、条例等を制定し、又は行政計画その他の政策を策定するに当たっては、この条例に定める理念を最大限に尊重する。
区は、将来の環境及び社会的な状況の変化に対応していくため、必要に応じて、この条例の内容を見直すこととする。
付則
この条例は、公布の日から施行する。
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