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「“(障がい者が)諦めないまち”を目指してほしい」フリーアナウンサー久下真以子が江戸川区に望むこととは?

 山崎怜奈さんがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」にて、期間限定コーナー「誰かと話したい2100年ミライのまち supported by 江戸川区」を放送中。2か月に一度、江戸川区とゆかりのあるゲストが登場し、あらゆる人がともに生きる、未来のまちの姿についてお話を伺いながら、江戸川区のみならず、日本、そして未来の住みよい世界について一緒に考えていきます。

 8月14日(月)の放送では、「日本一パラを語れるアナウンサー」のキャッチコピーを持つフリーアナウンサーの久下真以子さんをゲストに迎え、共生社会実現のために必要なこと、江戸川区に目指してほしいことなどを語っていただきました。

もともとある“1”をどう広げていくか

 2023年3月、久下さんは「共生社会は『つくる』ではなく、『そこにあるもの』」というテーマで江戸川区の講演に登壇。車いすラグビー日本代表の羽賀理之さんとの結婚生活を通じて感じたことについて語っていただきました。
 講演当時を振り返りながら、「例えば、夫に『最近まちで障がいのある人をよく見かけるようになったんだよね』なんてことを言うと、『もともと障がいがある人はいたから、あなたが気付くようになっただけだよ』と言われたんです」というエピソードを披露。そこで、共生社会の実現には、もともといる人たちに意識を向けることが重要だと感じたそうです。

 その話に、山崎さんは江戸川区のキャッチコピー「ともに、生きる。」に触れながら、「もともと、(私たちは)ともには生きているんですよね。自分たちが気付いて、その人たちに向ける目線をようやく持ったということ。その目線を持ち続けることが大切ですよね。0から1を生み出す作業ではなく、もともとある1をどう広げていくか、つなげていくかだと思います」と共感していました。

江戸川区が“パラスポーツの聖地”となる日も近い?

 コーナータイトルにもある“2100年”は、いま生まれた子どもたちが平均寿命を迎える年です。住みやすいまちを残していくためには、現在の課題を未来に持ち越さないことも大切です。そこで、“住みやすいまち”を残すにはどうすればいいと思うかを伺うと、東京2020パラリンピックで実施された22競技の試合やトレーニングを行うことができる江戸川区の強みを活かして、「『江戸川区といえばパラスポーツ』と言われるぐらい、“パラスポーツの聖地”になれるといいなと思っています」と回答。
 これには、山崎さんも「江戸川区はいろいろな会場や施設が整っていますし、改修工事がされていますよね。江戸川区民のみならず、ほかの土地にお住まいの方々を含めて、江戸川区に行けば安心してパラスポーツが楽しめるという考えが行き渡っていけば、区の魅力の1つになりますよね」と賛同していました。

 さらには「スポーツに限らず“(障がい者が)諦めないまち”を目指してほしい」と久下さん。というのも、先日、夫の羽賀さんと海水浴に行った際に、そこで“無意識に諦めていることってたくさんあるな”と感じたそうです。「例えば、海に入る、山にのぼる、ゴルフ場に行くとか。そういうことに(車いすだと)やっぱり躊躇してしまうんですよ。でも、江戸川区は(地形が)平坦なほうで住みやすいまちですし、それが実現できる可能性が高いまちだと思います」と、江戸川区の印象についてお話しいただきました。

プロフィール

久下真以子

久下真以子

大阪府出身。フリーアナウンサー、スポーツライター。四国放送アナウンサー、NHK高知・札幌キャスターを経て、フリーの道へ。2011年にパラスポーツを取材したことがきっかけで、パラ取材を志すように。キャッチコピーは、「日本一パラを語れるアナウンサー」。現在は、パラスポーツのほか、野球やサッカーなどスポーツを中心に活動中。

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/